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月1メルマガ「よっつの目」について

このメルマガは、当社チーフコンサルタントの西田 純が仕事で世界を回る中で日々感じた事や目にした出来事などを題材に、コンサルタントに求められるさまざまなニーズ、世界と日本のあり方や海外メディアの視点などについて、毎月1日にBCC配信でお届けしているものです。

既存のメディアとは視点も論拠も違うユニークな内容は、各方面から高い評価をいただいています。またB級グルメ噺を毎月一つ織り込むことで、世界の美味しいトピックを読者の方と共有させていただいております。

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世界を覗こう!
月イチメルマガ「よっつの目

世界を相手に仕事をするプロフェッショナルなコンサルタント。 その目線に見えたことは何なのか。
同じ重大事件を見ても、日本のメディアとはどうして捉え方が違うのか。 世界のB級グルメに関する話題と合わせて、毎月1日の配信をお楽しみに。

コンサルタントの目
ビジネスの節目に訪れる意思決定の岐路。どうしたらリスクを避けられるのか、そしてどうしたらクライアントを勝たせられるのか。さまざまなテーマについてコンサルタントの目に映るツボや勘所をじっくりと解説。海外ビジネスを手掛けたいコンサルタントやビジネスマンには必読のコラム。

The Economistの目
辛口な論評で人気のイギリス・The Economist誌。一か月間の記事から厳選した注目記事をコメント付きで分かりやすく紹介。日本のメディアが言っていることと、何がどう違うのかを知りたい人にはおあつらえ向き。

時代の目
激動の21世紀、我々の行く手はどうなっているのか。折々の時事問題を鋭く読み解く。誰もが知っているはずのニュースが、見方を変えるだけで全く違う様相を呈することも。

味の目
世界40か国を訪れたコンサルタントが、行く先々で見つけた味や、四季折々の美味しいB級グルメをご紹介。そのまま家で再現できるレシピやウェブ情報も。

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(このメールはBCCでお送りしています)

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(同)オフィス西田メールマガジン
「よっつの目」 Vol.83 2016.4.1.
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 関東では、春本番を感じさせる暖かい風が心地よい季節となりました。満開の桜の下、街角を行く新入生や新社会人の新しい服装が、見ている方の気持ちもシャキッとさせてくれるような、そんな雰囲気を醸し出しています。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。今月も「よっつの目」をお届けいたします。

毎号、新規の配信先を順不同にて追加させていただいております。新しい読者の方でバックナンバーをご希望の方がおいでになりましたら、末尾のアドレスまでお問い合わせください。
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コンサルタントの目
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指示は劣化する、もしくは手段は目的化するというテーゼについて

のっけからいささか堅苦しいタイトルになりましたが、民間企業をクライアントにコンサルタントという仕事をしていて常に考えさせられるのが、組織における指示の劣化と申しますか、仕事が経営層から管理層、実務層へと流れてゆく中でどうしても避けることのできない業務指示の質的な変化とその予防策、どうすればそれを防げるか、に関することです。

組織における仕事の指示は、通常必ず目的をもってなされ、仕事はその目的達成のための手段としてなされる場合がほとんどだと思います。仕様変更を客先に連絡する(目的)のために電子メールを打つ(手段)、あるいは製品出荷(目的)のために輸送業者を手配する(手段)、というように。

そもそも論に立ち返って見直すと、「なんのために」その仕事をするのか、もしくは事業の目的は何なのかという点について、経営層との意見交換において不安を感じることは、企業規模の大小を問わず私の場合ほとんどありません(というか、この段階で不安を感じる会社とは、私のほうからお付き合いをご遠慮することになると思います)。

でも、仕事が管理層から実務層へと降りてゆく段階で、目的である「なんのために」がどうしても置き去りにされてしまうケースがあるのです。経験ある中間管理職の方々でも、「なんのために」その仕事をするのか、その目的について尋ねると、答えを言い淀んだり、考えがまとまっていないことが暴露されるような答えしかできない、ということは稀ではありません。言われた方もなんとなく心当たりがあるように思うのか、次第に仕事への食いつきが悪くなってきたりします。最初のうちはチャレンジ精神よろしく、フットワークを生かして仕事をしていたものが、やがて上司からのシグナルがないと初動が取れなくなり、そのうち言われるまで何もしない状態へと陥ったりします。

ましてや実務層の方々ではどうかすると「なんのために」が置き去りにされ、本来の目的を達成するための手段であった仕事そのものが目的化する、すなわち打てと言われた電子メールを打ちさえすればよい、手配することが明確な輸送業者を手配しさえすればよい、というレベルの理解にとどまることが少なくない、ということですね。そうなると、電子メールでは肝心の仕様変更に関する情報に洩れが発生してみたり、輸送業者はコストに関係なくいつも同じところを手配してしまうなど、仕事の質に影響が生じたりします。

「放っておくと手段はたちまちのうちに目的化する」、というのがポイントで、組織で仕事をされている方には共感していただける方も少なくないのではないかと思います。これを予防するために必要なことは、上司と部下の密接なコミュニケーションを通じて上司が常に「その仕事はなんのためにするのか」を繰り返し確認する、ということに尽きるのではないでしょうか。中間層や実務層が言われたことしかやらない状態になったり、最初は反応のよかった部下の動きが緩慢になってきたと感じたら、上司は是非この点に気を配っていただきたいものだと思うのです。

その繰り返しを通じ、部下は仕事の意味に加えて上司とのコミュニケーションのあり方について理解することで、おのずとステップアップの準備が出来てゆきます。

言ってみれば簡単なことかもしれませんが、毎度欠かさずこれをやる、というのは極めてメンドクサイ話ですし、忙しい日々の中でできればそんなことに時間を使いたくない話ではないかと思います。でも、だからこそ意味があるということを、コンサルタントとしては粘り強く訴えかけてゆきたいと思っております。
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The Economistの目
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変節?

3月26日号のThe Economist誌は、一種の社説ともいえるButtonwoodの欄で、長年の主張をひっくり返したのではとも思える意見を開陳しています。

そもそもThe Economistといえば、自由貿易・自由主義経済の旗振り役を自任してきた歴史が物語る通り、基本的に小さな政府を支持し、増税反対、公共事業の縮小賛成、規制緩和は原則としてよいこと、イノベーションは経済の活力という主張を隠さない論調が主でありました。

というわけで、アメリカ大統領選挙においては共和党候補を推すことが多く、民主党・クリントン政権(だんなさんの方)の時代は特に辛辣な批評を隠さないことが多かったと思います。

それだというのに、今週号ではアメリカに蔓延する不公平を是正するためには公共事業によるテコ入れもやむなし、社会保障の削減反対、自動運転のような雇用削減型のイノベーションには疑義を呈するという、聞く人が聞いたら思わず「まさかThe Economistの主張ではないよね」と聞き返すのではないかと思われるほどのドラスティックな主張を述べています。
結論のところには「それが有権者が求めるものだ」という一言があり、同誌の独自な主張では必ずしもないことを断り書き(言い訳?)しているのですが、民主党のバーニー・サンダース氏、共和党のドナルド・トランプ氏の躍進ぶり(と、特に共和党既存政治家の不振)を見るにつけ、The Economistと言えども認めざるを得なくなったアメリカ社会における格差解消要求の高まりの強さを感じます。

同様の動きはフランスの右派躍進にも言えるようで、だとすると日本の民進党にも意外や意外な追い風が吹いたり・・・でもまあ、しないんでしょうね、今のままだと。常に感じることですが、かなりのレベルまでグローバル化されたと言われる経済の下にあって、一体この差は何なんでしょうかね。誰か知ってる人がいたら教えてほしいところです。
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時代の目
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死海に浮かびながら考えたこと

 3月に、ヨルダン政府がホストを引き受けた国際会議に出るという仕事で、ヨルダン側の死海沿岸に行く機会がありました。到着すると主催者の手配したタクシーで空港からホテルまで直送されます。大きな会議場が近くにあり、そこで数日間缶詰め状態のまま、大きな会議に出たり関係者と打ち合わせをしたり、という日程を過ごしたのですが、つかの間の空き時間を見つけたので水着に着替え、ホテルの裏にある坂道を降りて死海に入ってみました。

 海という名前の通り塩水湖なのですが、塩分濃度が30%と高く、生き物が存在できないためか、いわゆる磯臭さは全くといってよいほど気になりませんで、海とも湖とも違う場所に来たという感じでした。周囲には世界各地から来たらしい観光客が数組、それに私と同じ会議の参加者も若干名いたような気がします。

 時間にすれば30分もなかったと思うのですが、テレビの冒険旅行番組でたまに見る通り、体は見事に浮きます。少し沖に出ると深みになっているのですが、なにせ体が浮くので足がつく・つかないを気にしている人はおらず、湖面を渡る風にあおられる波が顔にかかるのを気にしながらぷかぷか浮いている、という感じです。塩分がきついので、しぶきが目や鼻に入ると強くしみます。

 浮いているだけではつまらないので、お肌に良いと噂の泥(ホテルがたっぷりと大きな壺に入れてくれたものが湖岸においてある)を体中にぬりたくり、泥パックをしてみたのですが確かに肌はツルツルになりました。それ以外には特にすることもないので、そばにあるシャワーで泥と塩水を落とし、部屋で着替えて会議場に戻ったのですが、どうしてだか湖面から見た景色が印象に残りました。ほんの数キロさきにある対岸には、一つ一つがはっきりとわかる建物が建っていました。周りに樹木や緑もなく、単に建物がたくさん建っている。それがもうイスラエルである、ということがこのときは実感できました。

  それまでヨルダンの話に触れたのは、空港からホテルまでのタクシーの運転手が「ヨルダンには隣国シリアから100万人もの難民が流れてきている」と言ったのを聞いたっきりで、日中の打ち合わせや会議の聞き取りに忙殺されていたのですが、死海に入った後に歓迎夕食会で演武を見ても、おいしい地元料理とワインに舌鼓を打っても、どこか割り切れない感触があったことの根源が、浮かぶ湖面から見つめた対岸の無機質な建物の景色だったのだと自分なりに整理できたのは、日本に帰ってからだったかもしれません。

 ヨルダンは、隣接するイスラエルとは事を構えないという現実的な選択をした国です。あるいはそのせいでもあるのか、滞在中を含めて安全面で不安を感じる場面は一度もなかったのですが、もしくは仕事が立て込んで滞在中も結構忙しかったこともあるのか、なかなか直感的に自分が感じたものを整理できずに時間が過ぎ、そのあとようやく「ああそうだったのか」と整理がついたという感じでした。

それまで、どうしてヨルダン政府がこんな時期に国際会議を引き受けたのかいぶかしく思っていたのですが、むしろこんな時期だからそうしたのかもしれない、見せたかったのはそんな中でも国際社会と普通にやりとりでき、情報発信に寄与できる自分たちの姿であり、場所によっては問題なく観光客を受け入れられる状況そのものだったのかな、という気がしてきたのです。

難民だ、紛争だというと、どうしても私たちはそれがその国や地域のすべてを覆いつくしているかのような印象を抱きがちですが、必ずしもそういうわけではない、テレビが伝える戦火だらけの映像はその国の正しい姿を伝えるものとは限らない、ということですね。

そう考えると、死海に浮かびながら感じたものの意味が新たに心に迫ってきます。安全保障、平和、そういったものがもたらしてくれるものの価値が高いことに変わりはないけれど、それが100%の純度をもって保証されないかもしれない場所であっても、人々は普通に社会生活を営んでおり、国際社会もまたそれを受け入れているのだということです。

それに比べてずいぶんと長いこと、純度100%の平和がコトバの上では保証され、常に求められてきた日本社会について、また国会前でそれを声高に求める一群の人々をテレビが映し出す度に、お前はそれをどう考えるのだという、自問の声が湧き上がってくるのです。このあたり、別の機会に自分の考えを述べてみたいと思っています。乞うご期待、です。
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味の目
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煮豚

 このところ少し忙しさが落ち着いたこともあって、何度か裏庭の石窯に火を入れました。温まった石窯に、肉を入れたダッチオーブンを放り込んでおくとそれだけで長時間加熱料理ができます。この方法で煮豚を作ってみたのですが、これが大正解で、6時間ほど窯に入れておくだけで、脂身がトロトロになり肉の繊維がお箸でほぐれるような煮豚ができます。

 口に入れるとかみしめるたびにうまみが広がります。適度な油感をさっぱりさせるには、ウーロン茶も良いかもしれませんが、左党の私は焼酎ですね、やっぱり。

 煮汁をしばらく放っておくと、表面には真っ白なラードが析出されてきます。肉の量や質にもよりますが、ばら肉などの場合は数ミリの厚さになったりします。ラードをよけた後の煮汁は、味付けすればラーメンのおいしいスープになります。

 高温で焼くピザや、遠赤外線効果でジューシーに仕上がる焼き魚も良いのですが、長時間料理にこそ石窯の本領が発揮されるような気がしています。

 2016年、西田家の春は煮豚と焼酎で決まりです。

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いつの間にか桜が満開になり、待ちわびたように四月がやってきました。草木が勢いを増し、花の色が濃くなるに合わせてこの先は雨が増え、色の濃い季節へと移り変わってゆきます。年度末に大型案件の受注が決まり、今年もまた出張に忙殺されることがほぼ確定してしまいました。現状に甘えるのも良くないことなので、隙間の時間をうまく使って少し営業的な環境整備に時間を使いたいと考えています。仕事では、ゴールデンウィーク前にマレーシアを再訪する予定です。それではどうぞ皆さま、春爛漫のこの時期をお元気でお過ごしください。

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西田 純

「FSコンサルティング」合同会社オフィス西田 営業部長
東京商工会議所国際展開アドバイザー
中小企業診断士
国連工業開発機関コンサルタント
国立大学法人秋田大学非常勤講師