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2019.06.26

人は人と働いて幸せになる動物だという話

最近、様々な機会でFuture SWOTについて紹介することが増えてきたのですが、そのたびに「基本的に、人は人と働いて幸せになりたいのだ」という洞察が深まってきたと感じます。どうしてそのように感じるのでしょうか?

 Future SWOTそのものはごく単純なコトバ遊びのカードゲームに過ぎません。主には参加者とファシリテータ、せいぜい複数の参加者の間で交わされる会話があるだけで、会社の10年後についてさまざまな連想を書き連ねてゆくだけのプロセスです。

 それでも、10年後のわが社がどうなっていると思うか?という共通の質問について、参加者の多くはさまざまなアイディアを繰り出してきます。その多くが他の参加者もうなずくような、すでに共有されている情報であることが多いのですが、それでも他の参加者が何を発言するかについて、多くの参加者は耳を凝らして聞いています。

 多分それは、日々同じ会社で仕事をしている仲間として、仕事をどのように捉えているかを知りたいという潜在的な欲求があるからではないかというのが、今のところの私の仮説です。

ベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である法政大学の坂本光司先生は、人間が必要とする4つの幸せについて、以下のように述べています。それは① 人に愛されること、② 人に褒められること、③ 人の役に立つこと、④ 人から必要とされることだそうで、このうち①を除く3点は仕事を通じて達成される幸せだと言います。

 だとしたら、同じ職場の仲間たちはどうやって②~④を達成しているのだろうか、会社の先行きをどのように見ているのだろうか、という点に関心が向くのも至極妥当なことだと思うのですが、反面で「幸せについて聞く」というようなコソバユイ議論は、それこそお酒でも入らないとなかなか正面切ってできるものではありません。

 その機会を、カードゲームという仮面をつけたFuture SWOTは、ごく自然に提供してくれるのです。その機会を通じて参加者は、同僚たちと一緒にどうすれば更なる幸せを求めて行けるのかを究明すべく、耳を凝らしてゲームに参加してくれているのだと、私はそんなふうに観察しています。