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2019.06.01

占いとFuture SWOT

未来の姿を見通すなんて、占い師じゃああるまいし。面と向かってそういわれた訳ではありませんが、Future SWOTのコンセプトを説明すると、時としてそれだけで胡散臭そうな顔をされることがあります。10年後に何があるかなんて、占い師でも恐山のイタコでもそう簡単には見通せるはずがない、世の中そう考える方のほうが多数だと、私もそう思います。仮にその部分がそのとおりだとして、では未来のことを議論するという取り組みには全く意味がないのでしょうか?

 長いこと一つの組織に勤めていると判ると思うのですが、10年前と今の仕事の仕方は、実はよく似ていたりします。なぜそうなのか?それは会計原則や就業規則の面で継続性を求める「仕組み」があるからで、たとえば勘定科目の定義なども10年前と現在で変わっている要素はほとんどない、という例が一般的だと思います。

とはいえ、例えば市場環境そのものは時々刻々と変化しますから、圧倒的に多くの会社が「十年一日のように同じ仕事を続けていたのでは企業として生き残れない」、という課題に直面しているわけです。そこには明らかなギャップがあります。

Future SWOTは、このギャップに注目したことによって生まれた技法である、ということができると思います。それはつまり、①「成功」「ヒーロー」「苦戦」「不振」「ライバル」などのキーワードにより、日常業務の延長線に思いを馳せて10年後を想像するアプローチを取っていること、②SWOT分析によって外部環境の変化を意識した検討ができること、③社内に埋もれたアイディアの中にはこのギャップを解消するための斬新な視点がしばしば含まれていること、などの属性によるものなのです。

社員であっても経営者でも、仕事をして家に帰って休む時間は平等に一日24時間です。そんな中で特に長いこと意識されている課題については、経営者がそうであると同じように社員の側も頭を使ってあれこれ考えているわけで、そのような課題であればあるほど、一度「アイディア・マイニング」にかけて何が出てくるか、試してみる価値はあるのです。